こんにちは!
東京都港区の整体院|白金台カイロプラクティックの宮川です。
私のブログに訪問していただきありがとうございます。
前回の「首の痛み・こりには、揉んだりストレッチしてはいけない理由とは?前編」の続きです。
前回の話では、つらい首の痛み、こりに対して
一般的に行われるアプローチの問題点をお伝えしました。
いかがだったでしょう?
多くの方々のお身体を見させていただいている中で、
首の痛みやこり、頭痛、目眩(めまい)に関して
私の経験からの話になります。
参考にしてみて下さいね。
では、患者さんへ私から実際に
アドバイスさせていただき、首の痛みやこりに効果があった方法を
お伝えしていこうと思います。
■蒸しタオル血液循環法
硬くなった首や肩に対して、蒸しタオルをあてることで
血液の流れを改善し痛みを緩和し、こりを取り除きます。
温めるのが痛み、こりに良いのは、なんとなくご存じだと
思います。
じゃあ温めれば何でも良いのか?
湯たんぽで良いんじゃない?
お風呂で温まればどう?
カイロをあてれば?
温湿布は駄目なの?
そんな疑問がわいてきますよね。
でも、蒸しタオルじゃないといけない
理由があるんです。
■なぜ首の痛みやこりには、蒸しタオルが良いのか?
実は、首や肩、顔の筋肉に熱めの蒸しタオルをのせると
熱さで筋肉が逆に緊張します。
ゆるむんじゃなくて、緊張するのです。
筋肉がキュッと短くなって硬くなります。
血管は収縮し、細くなります。
一時的に首や肩の周辺の血液の循環が悪くなります。
しかし、ここからが、蒸しタオルじゃないと
いけない理由です。
蒸しタオルは、いつまでも熱い状態ではありません。
すぐに蒸気と共に、熱が急激に下がっていきます。
この温度の急激な落差が重要です。
どんどんタオルが、冷めてくるにしたがって今度は緩んできます。
キュッとなっていた筋肉と血管がフワ~っとゆるんできます。
そうすると、血管が広がり、血液がぶわ~っと流れます。
この時に、筋肉中にある、疲労物質や老廃物といったものが
押し流されるのです。
そして、タオルが冷えたらまた蒸しタオルを作り
同じように首や肩にのせます。
これを何度が繰り返すと、筋肉のこりを作っていた
疲労物質、老廃物がどんどん流されキレイになります。
蒸しタオルを行う度に、
筋肉と血管は、
緊張→緩む→緊張→緩む
を繰り返し、ポンプ作用で血液や神経の流も
活発になります。
結果的に筋肉を硬くしていた原因の疲労物質、老廃物が
排出されやわらかくなって、首の痛みやこりが楽になります。
それでは、具体的なやり方です。
■蒸しタオルで、首や肩を実際に温めてみよう!
蒸しタオルを作って、こりや痛みを感じる
首の後ろや肩に当ててください。
ステップ1
少し熱めのお湯を用意します。(42~44℃)
・触って少し熱いと思うぐらい。
・やけどに注意してくださいね。
ステップ2
タオルをお湯の中に入れます。
ステップ3
タオルをきつく絞ります。
ステップ4
リラックスした状態で、しぼったタオルを首(生え際)
または肩に当てます。
(目の疲れが気になる方は、目の上に当てるのもおすすめです)
(目に当てる場合は、温度を低めにして調節してください)
(いすに座るか、寝た状態でなるべく脱力できると良いですね。)
ステップ5
しばらく当てておきます。
・当てた直後は熱いかもしれませんが、すぐに
冷えてきます。
・やけどに注意してください。
ステップ6
冷えてきたタオルをもう一度、熱めのお湯に入れて
ステップ1に戻ります。
ステップ1~6までを3回~5回ほど繰り返します。
以上です。
なかなか寝られない時にもぜひ行ってもらいたいです。
熱めのお湯を作るのが大変な場合は、電子レンジを
使っても出来ます。
(タオルを濡らして、きつく絞ってラップをかけて、
30秒~1分ほどチンします。)
・やけどに気をつけて下さいね。
蒸しタオルを行っていると、だんだん眠くなってくると
思います。
冷えたタオルをのせたままですと、冷え切ってしまいますので
注意して下さいね。
実際に行っていただいた読者さんは、首と共に目も楽になったと
おっしゃっていました。
手軽に出来ますので、ぜひ試してみて下さいね。
本日も私の投稿をお読みくださり、
ありがとうございました。